どうも、てばまるです。
前回に引き続いて今年の5月に開催された奥久慈トレイルレースについて振り返って書きたいと思います。
今回はどのような練習を積んでレースに臨んだかや、装備や補給食、レース中の状況についてお伝えできればと考えています。
初参加のこのレース。
しかも、わたしのトレイルレースの参加歴は2020年の常陸国トレイル18km、2021年の御前山トレイル27kmと2レースのみ。
ハッキリ言って経験不足。
そして、コースの3分の1程度(袋田〜白木山〜男体山)しか試走していないという…
この状況で10時間以内でのゴール、あわよくばそれ以上…なんて目論んでいました。
いま思えばかなりの無謀。
それなのに「表彰されたらどうしよう」なんて…
、妄想していたんだから笑ってしまいます。
あとで痛い目に遭うことになるのですが(笑)
そんな大それた目標を立てたので、それなりに計画的に練習を組むことにしました。
心肺機能強化、登坂力の強化のために、休日は2部練を行うことに。
①1000m×5(3.30)のインターバル
②トレッドミルを傾斜10〜15%に設定して累積標高が1500mになるまで走る
最初にインターバルで追い込んでいるので、その後の傾斜走がキツいのなんのって(泣)
これを週2回、間には閾値走や坂ダッシュなどを入れて追い込んでいきました。
ただ、3月の100kmウルトラの後から、左脚の至る所に故障を抱え、特に鵞足炎には悩まされながらの練習となりました(言い訳っぽい…)。
当日にもその痛みは残っていましたが、知り合いの理学療法士の方にテーピングの方法とインソールを教えてもらい、それほど不安なく走ることができました。
練習不足は否めませんが(また言い訳…)。
装備品に関しては
ザック:サロモンactiveskin8
SALOMON CUSTOM QUIVER(ポール収納)
シューズ:サロモンスピードクロス5
ポール:シナノトレランポール14.0
ウエア:レイドライトPERFORMER SS TOP GLHMT24
インナー:ファイントラックドライレイヤータンクトップ
ライト:レッドレンザーMH5
+
冷感タオル
冷感スプレー(小林製薬だったか?)
でした。
反省点としてはポールの収納を背中に取り付けてしまい出し入れがしにくかったこと。
その他は問題なく、シューズに選んだスピードクロス5も重さを感じず評判通りのグリップ力で足元を支えてくれました。
毎年奥久慈は暑さとの戦いになることが多く、完走率は気温に比例しているようです。
ちなみに2022年の完走率は約44%。
私は感覚的なところかもしれませんが、冷感タオルと冷感スプレーに結構助けられました。
エイドの水かぶり+冷感タオルグッズでなんとか凌いでいた感じです。
補給食は
マグオン10個(7個消費)
炎熱タブレット(いーっぱい)
エネモチ2袋(1個消費)
トップスピード2個(2個消費)
アップルハニー2個(1個消費)
コムレケアジェル2個(1個消費)
実際にはアップルハニーとエネモチは個人的には食べにくく、マグオンとトップスピードのみで良かったのではないかと思っています。
ここら辺は個人差があると思うので、普段から試さないとわからないですよね。
ガーミン先生によると消費エネルギーは約5000kcal。
マグオンは1個200kcalほどで、たぶんその他いろいろ含めると約2200kcalくらいを接種したと思います。
足りないではないか、と思われるかもしれませんが、ある程度脂質代謝ができていれば問題ないようです。
私も走り終えたときには持ちすぎたと思ったくらいです。
糖質は全くないと低血糖となり走れなくなってしまいますが、人間には脂肪の貯蓄があるので問題ないと言われています。
脂質1kg辺り7200kcalのエネルギーが含まれているそうで、体重60kgで体脂肪が10%の場合は脂肪が6kg。
ということは、43200kcalのエネルギーを蓄えている計算になります。
恐るべき脂質代謝。
その脂質をうまく利用するには、普段から脂質代謝を使えるような身体にしておく必要があります。
ざっくり言うと朝ランや低糖質の食事が効果的なようです。
詳しいことは後日に。
なんだかんだ偉そうに語っていますが、目標には全く届かず11時間55分でのゴール。
妻には15時過ぎにはゴールして、17時くらいには家に帰るからね、と言ったのに。
その妻から17時過ぎに電話がかかってきて
「まだ帰ってこないの?怒」
「いま、最後の山(月居山)で…、もうすぐで終わるから、ごめん。」
という情けない会話を交わし(笑)
失意の中でのゴール。
でも思わずガッツポーズ!!
総合記録11:55:48 116/597位(完走率44.5%)
ST〜CP1 2:14:48 区間210位
CP1〜CP2 3:34:13 区間117位
CP2〜CP3 3:32:34 区間122位
CP3〜CP4 0:48:08 区間45位
CP4〜Fin 1:46:05 区間112位
なんとも悔しい結果。
でも、自分の脚でこの奥久慈の難コースをクリアした喜びと言ったらこれ以上無いですよね。
そのあとは余韻に浸ることなく、すぐさまシャトルバスに乗り込む。
ゴールできて嬉しいけど、やっぱり悔しい(泣)
スタート前の位置どりから、脚持久力、心肺機能、下りの技術、精神面と全てにおいて足りないと気づかされました。
その辛さからもう走りたく無いと思いながらも、来年こそはという気持ちでレースを終えました。
自身の経験談を語ってしまいましたが、皆さんにとって役に立つ内容になったかは疑問です。
奥久慈について質問がありましたら、ぜひメッセージをお待ちしております。
今日は奥久慈を思い出しながら、呑むことにします!!
てばまるでした。