いやっ、どうも、てばまるです🐤
今回は先日参加してきた、
OSJ奥久慈トレイル50k2023について振り返っていきたいと思います。
いや、やっぱり振り返りはやりたくない…
どっちなーんだい、おれの筋肉ー!!
やーーる!!(笑)
悔しさが濃厚に残るうちに書こうとおもいます。
結論から言うと
DNF(どぅーのっとふぃにっしゅ)
でした。
(袋田第一駐車場40km地点での情けない姿)
その後の持方48km地点(第3関門)までは、
「早く辞めたい、早く楽になりたい」
としか考えられませんでした。
結果、持方第3関門(48km地点)
15:00リタイア
となりました。
スタッフの方からはまだまだ全然時間はありますよ。(残り14kmで制限の20:00まで5時間)
と声をかけてもらいましたが、身体もそうですが、心が完全に折れてしまいました。
たぶん、このまま続ければ遅くとも19:00くらいには着けるとは思いましたが、
「そんなにボロボロになるまで、完走してもそんなに意味はないかな」
「長いレースは向いてないから、短い時間で終わるトレイルレースやマラソンに専念しよう、俺にはそっちの方が向いている」
とか心の中でつぶやいて、リタイアした事を必死に正当化している自分がいました。
持方まで向かう道中、何人ものランナーと会いましたが、
「キツイっすねー」と言いつつも
「でも、もう少し頑張れば完走できますよ」
と、完全にネガティブ思考に陥っていた、私とは対照的。
重い足取りでしたが、
確実に一歩一歩先に進む姿を、帰りのバスの中で思い出しました。
ペース配分とか、水分補給とか、荷物の軽量化とかいろいろ失敗はあったけど、
それらを言い訳にして、辞めてしまった自分が恥ずかしくて。
しかも、今回はトレランをあまり知らない職場の同僚が3人、わたしのために素敵な私設エイドを作ってくれてました。
だからこそ、感想してよい報告がしたかった。
少しでも来てよかった、楽しかったと思ってほしかったなー。
袋田周辺で観光したり、トップ選手を見てそれなりに楽しんでくれていたようですが…
それでは中身を振り返っていきます。
今年の奥久慈トレイルはサポートに来てくれる方もいるので、細かいタイムテーブルを作りました。
OSJ奥久慈トレイル50K2023 予想タイムテーブル
5:30 スタート 龍神ダム
6:50 湯沢峡① 9km
8:00 持方① 14km
8:50 袋田第一駐車場① 24km
10:30 月待の滝 32km
11:40 袋田第一駐車場② 40km
13:20 持方② 48km
14:20 湯沢峡② 53km
16:00 ゴール 龍神大吊橋 62km(累積標高5200m)
試走の結果から、合計10時間30分でのゴールを目論んでいました。
遅くとも11時間半で17時にはゴールできるかななんて考えていました。
これが完全に甘かった。
後々わかることですが、これができればトップ10に入れましたからね(笑)
実際のレース結果(予定時間との差)
5:30 スタート 龍神ダム
ロードは得意なので最初のロードをサブスリーペースで快調に飛ばし、湯沢峡まで10番台で進む。
この区間もスリッピーできついが序盤なので問題なく進む。
6:48湯沢峡①(−2分)
まだまだ余裕があり、奥久慈男体山への登りからポールを使用して温存できている感覚。
7:57 持方①(−3分)
持方までの区間順位は19位、無理している感覚もなく調子の良さを感じる。
ここからは、登りもそうだが、下りがスリッピーで急でかなり脚を消耗。順調に後続選手に抜かれて、女子のトップ選手になんとかくらいつく。
登りや平地では無理なく追いつけるが、下りで離される、離される。下りの技術の差を痛感。
ここで無理した事が大きなダメージに。
9:14 袋田第一駐車場①(+24分)
同僚による私設エイドでサポートを受けて、元気を回復。ありがとうございました!!
回復したのが束の間、舐めてました、デビルズ5miles。
20座のピークを越えていく、との話でしたが、細かいピークを合わせると明らかにそれ以上あるのではないか?
中間地点で20を超えそうだったので、数えるのをやめました(笑)
そして一つ一つが細かいが激登り・激下り。
気持ちよく走れる区間はごくわずか。
内転筋や大腿四頭筋などをなんども、悪魔にかまれて、ぼろぼろに(笑)
それに袋田エイドで片方のフラスクにしか補給せず、500mℓの水分でこの区間を超えることに。
この厳しい区間を節水しながら進むのは本当に辛かった(泣)
途中の山岳会の方が持っていた「なっちゃん」がたまらなく美味しそうでした(笑)
11:28 月待の滝(+58分)
それまでの区間に水切れを起こしていたため、イケないとわかってはいたが水をがぶ飲み。途中の自販機でコーラを補給する始末・・(これが後々大きく影響することに)
月待からの約5㎞のロードはアップダウンもあるため、走ったり、歩いたりでなんとかキロ6中盤のペースを保って進む。
ここをすべて走れるランナーは本当にすごい。
もう足もボロボロで残りも走れる気がしない。
袋田第一駐車場に再び戻り、サポートに来てくれた同僚に
「辞めたいよー」と弱音を吐く。
水分補給の失敗からか、胃腸がやられてきており、固形物が食べられない。
それでもイチゴやパイナップル、コーラをいただいて、10分ほど滞在して復活を願う。
12:40 袋田第一駐車場②(+60分)
エイドを出てしばらくはフラットなロード、観光地を抜けるコース、応援にテンションが上がり、復活を感じたのもつかの間。
月居山への激階段(推定250mUPか)。
足がつって辞めようか迷っている選手も。
登ったと思ったらまた下り、ロードへ。そしてまた男体山縦走路への激登り。
もうこの辺りから完全に心が折れて、早く持方についてリタイアしたい。
としか頭にありませんでした。
持方につけばリタイアできる、それだけを考えて進みましたが、そこからの数キロが長く、何度も座りこみ、後続に抜かれ、励ましの声に弱音を吐いて。
今思えば本当に心が弱い。情けない。
14:55 持方②(+95分)
あと14㎞でしたが、もう、この身体で釜沢越、不動滝~籠岩山、竜神大吊橋までの厳しいトレイルを超える自信もないし、もうこれ以上辛い時間が続くのはごめんだ。
リタイアすることに迷いはありませんでした。
不思議と悔しさはなく、この苦行から解放された安堵感につつまれてバスに揺られていました。
が、龍神大吊橋に近づくにつれて悔しさが強くなり、上位の選手がゴール姿をみて、涙が出そうになりました。
悔しさは10日以上経った今でも変わりません。
脚のダメージも去年に完走した時ほどではなく、
2日後にはjogを走れて、
4日後にはトレイルを32km1800mD+が走れました。
これって全然出し切ってないじゃん。
序盤のオーバーペースや、水分補給のミスなどはありましたが、なによりも心の弱さ。
ドM力の無さ。
(気持ちよくなれなかった萎)
もう、こんなに悔しい思いはしたくないと、来年までの、残りの約350日を大切に過ごそうと心に誓いました。
写真もとる余裕もなく、役に立つ内容ではなくて申し訳ありません。
また、頑張るぞ💪🏻
てばまるでした🐤